
このようなお悩みにお答えします。
この記事の内容
- 年の差の溝が深まるシチュエーション
- アラフォーの同居人に聞くシェアハウスでの心がけ
書いてる人の自己紹介

シェアハウスアドバイザーの「KOTARO」です。
ボクはフリーWEBデザイナーとして活動しながら、5年間の実体験をもとに、シェアハウスアドバイザーとして「物件の提案」や「住人のサポート」を行っています。
そんなボクが「年の差があるシェアハウス暮らし」について解説していきます。
アラフォーの方の悩み
シェアハウスで暮らしてみたいけど、こんな不安ありませんか?
- 同居人とジェネレーションギャップを埋められるのか心配
- 何を話していいか分からないから会話が続かない
- 同居人から白い目で見られないか不安
- 気を使われそうで忍びない


シェアハウスの入居者年齢

国土交通省が出した「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」の2015年8月〜9月の調査による数値を見てみましょう。
- 20歳未満:1.4%
- 20〜25歳未満:15.5%
- 25〜30歳未満:47.9%
- 30〜35歳未満:26.8%
- 35〜40歳未満:4.2%
- 40〜60歳未満:1.4%
- 無回答:2.8%
一番多い年齢層が「25〜30歳未満」で、20〜35歳までの入居者が9割を占めているのが現状です。年代が20〜35歳に偏っている理由として、「入居制限を設けているシェアハウスが多い」というのも要因のひとつだと推測できます。実際、同じ調査によると1/3のシェアハウスが「年齢制限がある」と回答しています。


年齢差の溝が深まるシチュエーション3つ
どんなシチュエーションの時にジェネレーションギャップを感じるのかをまとめてみました。
言葉づかい
流行語が増えていく一方、日々失われていく死語。当たり前のように使っていた言葉がいつの間にか死語扱いされ、若者から「オヤジ」「オバサン」扱いされることが多いです。
逆に若者言葉を使おうとしすぎても、「オヤジ」「オバサン」扱いされることが多いです。

上から目線、逆に年齢コンプレックスを出す
シェアハウスの住人は上も下もないフラットな関係を望みます。部下と接するのと同じような上から目線の接し方だと、シェアハウスの同居人には嫌われてしまいます。
また逆に「わたしオバサンだから」のような自虐発言も、かえって他の住人に気を使わせることになります。

体力の差
ホームパーティーやバーベキュー、旅行など、シェアハウスにはイベントごとが多いです。体力に自信の無い方は、若者のアグレッシブさについて行けないと感じることも多いかも知れません。「朝まで飲み会」「車内泊の旅行」など、体力を消耗しすぎて楽しめないようなこともあります。

本題 | アラフォーの同居人が心がけていることを聞いてみた
以前住んでいたシェアハウスの同居人であるYさん(40代女性)。
彼女はシングルマザーですが、息子が中学進学で寮生活に入ることをきっかけにシェアハウスで暮らす決断をしました。
入居直後は若者に困惑していたYさんも、次第にシェアメイトと馴染んでいき、今では「姉御キャラ」として同居女性から慕われ人生相談にも乗ったりしています。
そんなYさんに「シェアハウス生活で心がけていること」を聞いてみました。
年齢を意識しない対等な関係
まずは自分が自分の年齢を意識しないこと。同居人との価値観を、年齢の違い(ジェネレーションギャップ)ではなく、文化の違い(カルチャーギャップ)として意識することが大切。シェアハウスで暮らしているのは必ずしも日本人だけではありません。価値観が異なっても、国籍、年齢、性別問わず共存できるのがシェアハウスの魅力でもあるので、気張らずに対等なコミュニケーションを意識することが大切です。
お悩み相談されたときは親身に聞いてあげる
恋愛、仕事、結婚、子育てなどいろいろな人生経験が活かされる場合もあります。とくにシェアメイトからの将来に関する人生相談は多く、家族や友人、恋人には相談できない悩みも心を開いて話してくれます。
偉そうにするつもりはありませんが、相談されたら親身に聞いて自分の考えを伝えるようにしています。
若作りをしない
若作りをしても年齢差の溝は埋まりません。むしろありのままの自分でいる方が自分にとっても同居人にとってもラクな関係が築けます。
年をごまかすのではなく「アラフォーという自分の個性」と考えることで余計なストレスを生まなくて済みます。
食事をご馳走しない
例えばシェアメイトでの食事会。「一番年上だからここはワタシが払う」ことはしません。理由は2つあって1つ目は「お金の節約」のため。2つ目が「対等な関係であるため」です。日本だと「年上が奢る」文化がありますが、上下関係のないシェアハウスでは無用です。
イジられることを歓迎する
年下の同居人から「イジられる」のは、気を使わせていない証拠。そこで腹を立ててしまったり、傷ついてしまうようではシェアハウスの年長者は務まりません。自分もみんなも楽しく過ごせるために、まわりに気を遣わせないことが大切です。
まとめ | 国籍、年齢、性別関わらず、心を開いて接することでシェアハウスの生活は快適にすごせます!
いかがでしたか?年長者であるが故に気を使うシチュエーションも多くなってしまうかもしれません。
Yさんも入居当初は多くの気苦労をされたと思いますが、今は多くの仲間に囲まれてシェアハウス生活を満喫しているようです。
住人と気を使い合わない「対等な関係」を築くことで、年の差なんて気にならない仲間ができるでしょう。