このような疑問にお答えします。
この記事の内容
- コレクティブハウスとは
- シェアハウスとの違い
- NPO コレクティブハウジング社
書いてる人の自己紹介
シェアハウスアドバイザーの「KOTARO」です。
ボクはフリーWEBデザイナーとして活動しながら、5年間の実体験をもとに、シェアハウスアドバイザーとして「物件の提案」や「住人のサポート」を行っています。
そんなボクが「コレクティブハウス」について解説していきます。
コレクティブハウスとは
みなさんは「コレクティブハウス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
コレクティブハウスとは、多世代居住シェアハウスのこと。
ひとり暮らしの住人はもちろん、子育て家族、夫婦、熟年層まで幅広い世代の人々が共同生活を送るライフスタイル住居のことです。
1970年代にスウェーデン・デンマークで始まり、現在では北米を中心に人気を集め、日本でも「特定非営利活動法人 コレクティブハウジング社」によって認知されるようになりました。
この記事ではそんなコレクティブハウスについて解説します。
シェアハウスとの違い
昨今、人とのつながりが注目されコミュニケーションが求められる時代のニーズがあります。
シェアハウスもコレクティブハウスもそんな時代のニーズから生まれた新しいライフスタイル住居。2つの大きな違いは入居者のターゲット層。
シェアハウスのメインターゲットは20〜30代の独身層。就寝したりリラックスして過ごす個室スペースもシングルルーム程度の広さ。例外としてファミリー向けのシェアハウスもありますが、一般的なシェアハウスは独身向けです。
対してコレクティブハウスのターゲット層は、年齢も家族構成も制限なしの「全ての人向け」と言えます。
多世代が暮らすことで、地域社会と同じ「助け合い」が生まれます。
例えば、お母さんの外出時に誰かに面倒を見てもらったり、家庭菜園の野菜を分け合ったり、熟年層の方と雑談を楽しんだり、子育ての悩みを相談したり…。
どんな入居者がいるの?
コレクティブハウスには、入居者それぞれ十人十色のニーズがあります。
ひとり暮らしの高齢者は「若者との交流」のために。子どもにとって多くの大人から良い刺激を受けられる場所で暮らしたい子育て家族。「おかえり」と「ただいま」がほしい独身の方。
それぞれの思いがこの助け合いの共同生活スタイルに引き寄せられ入居します。関係性が暮らしを豊かにするだけでなく、いざという時のセーフティネットの役割にもなります。
特定非営利活動法人 コレクティブハウジング社
コレクティブハウスはシェアハウスと比べてまだまだ日本で普及しておらず、今後期待される新しい住居スタイルと言えます。
そんな中、日本国内でコレクティブハウスを推進しているのが『特定非営利活動法人 コレクティブハウジング社』です。
コレクティブハウスは住居としては今までにない新しいスタイルですが、失われつつある地域社会の復興という観点では日本人の昔ながらの暮らしに立ち返る生活と言えます。
まとめ | より多くの世代との交流を望むならコレクティブハウスがオススメ!
既成の家族概念、福祉概念、住宅概念にとらわれない新しい生活スタイル。コレクティブハウスは新しい地域社会としてのカタチと言えます。
シェアハウス入居者にとって、
「家庭を持ったらシェアハウスは卒業」
こんな既成概念も覆されます。
人とのコミュニケーションが大好きな熟練シェアハウス住人にとっては、家族を持っても第二の住まいとして、コレクティブハウスも候補に考えてみてはいかがでしょうか?