このような疑問にお答えします。
この記事の内容
- どんな目的で日本へやってくるのか
- 入居者の国籍
- 日本で長期滞在する問題点
- 外国人がシェアハウスで暮らすメリット
書いてる人の自己紹介
シェアハウスアドバイザーの「KOTARO」です。
ボクはフリーWEBデザイナーとして活動しながら、5年間の実体験をもとに、シェアハウスアドバイザーとして「物件の提案」や「住人のサポート」を行っています。
そんなボクが「シェアハウスの外国人入居者」について解説していきます。
どんな目的で日本へやってくるのか
まずはシェアハウスで暮らす外国人がどんな目的で日本で暮らしているのかについて解説していきます。
留学
日本に強い関心があり日本の文化に触れたり、日本語を学びたい、日本人の友だちを作りたい外国人の方がシェアハウスで入居しています。
主に勉学が目的で、基本的に日本で仕事をすることは許可されていません。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは、「18~30歳の青年を対象に、2ヶ国・地域間への休暇目的の入国および滞在期間中における旅行・就労を認める制度」です。通称ワーホリとも呼びます。
留学との違いのひとつは滞在中に仕事ができること。もうひとつは年齢制限があるということ。
ワーホリをするにはワーキングホリデービザが必要となります。2国間の協定による発行ビザなので、国籍は限定(現在22カ国)されます。
転勤
海外赴任先として日本へやってくる入居者もいます。世界的企業で努めていて日本にある支社に赴任するケースが多いです。
シェアハウスで暮らす入居者の国籍
シェアハウスにはどんな国籍の入居者が滞在しているのでしょう。
国土交通省が出した「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」の2015年8月〜9月の調査にを見てみましょう。
入居者の国籍(複数回答)
- 日本人のみ:31%
- 中国:32.4%
- 韓国:33.8%
- 台湾:36.6%
- アメリカ:32.4%
- カナダ:11.3%
- イギリス:14.1%
- オーストラリア:18.3%
- ドイツ:15.5%
- フランス:16.9%
- その他:22.5%
- 無回答:1.4%
東アジア(中国、韓国、台湾)国籍の方、それからアメリカ国籍の方がかなり多いです。
日本で長期滞在する際の問題点
日本で中長期滞在する外国人の方が抱える悩みをおさらいしてみましょう。
言葉の壁
インバウンドや国際化により多少グローバル化されてきたものの、まだまだ看板や飲食店のメニュー、交通機関などで多言語表示されているところは少ないのが現状です。
また世界的に見て超高難易度の日本語習得。英会話が堪能な日本人も少ないためコミュニケーションに苦労する滞在者がほとんどです。
手続きの不安
運送会社の荷物の受け取りや役所の手続き、公共料金の支払い、病気やけがのときの対処、災害時の緊急対応など、外国人にとっては日常生活をする上でハードルが高いことが多いです。
家が見つからない
不動産へお願いしても外国語対応できない。もしくは外国人という理由で断られるケースが多いようです。また、外国人向けの不動産へ行ってもなかなか家が見つからない、家賃が高額という問題もあります。
外国人がシェアハウスで暮らす理由7つ
そんな日本で滞在すると何かと不便な長期滞在の外国人はシェアハウスを選ぶ人が多いです。
海外では一般的な生活スタイルである
日本ではまだまだ馴染みが薄いシェアハウスですが海外では一般的。ホームステイもシェアハウスと同じ他人との共同生活。他人と暮らすことに対する抵抗感は少ないようです。
初期費用・家賃が安い
「家賃が安い」「初期費用が安い」などコスパを理由にシェアハウスへ入居する人は圧倒的に多いです。外国人入居者にとっても大きなメリットになります。
家具・家電が揃っている
わざわざ家具や家電を買い揃えるのは中・長期滞在者でも余分なコストになります。ほとんどのシェアハウスでは家具や家電が揃っていてすぐに新生活を送れるのでラクにコストカットできます。
日本人との交流の機会が増える
留学生やワーホリで滞在する外国人のほとんどが日本に興味を示して日本へ来られます。日常的に日本人と交流する機会が持てるため、語学力アップ、日本文化をより深く理解できるなどのメリットがあります。
入居審査がスムーズ
一般の賃貸だと英語対応ができないことや外国人だからという理由で入居を断られる事もしばしば。シェアハウスでは外国人入居者もターゲットに含めている物件が多いため、英語対応も可能でスムーズに入居できます。
荷物の受け取りなど、手続き方法を教えてもらえる
運送会社の荷物の受け取りや役所の手続き、公共料金の支払い、病気やけがのときの対処、災害時の緊急対応など、手続きや文化の違いで戸惑った時、助けてくれる仲間がいるので安心です。
英語が通じる相手が多いから安心
シェアハウスには外国人入居者が多いのはもちろん、異文化交流を目的に暮らす入居者も多いため英会話を話せる人が多いです。
英語を母国語とする外国人入居者にとっては、英語を話せる気楽さや困った時の意思疎通のために、英語が喋れる人が身近にいることは心強いです。
まとめ | 外国人入居者にとって、さまざまなメリットがあるシェアハウス!
日本で中長期滞在することは、外国人にとってまだまだ苦労が多いのが現状です。そんななかコスパはもちろん、困った時の助け合いができるシェアハウスで暮らすことで、問題は緩和されます。