このような疑問にお答えします。
この記事の内容
- ハウスルールとは
- ルールはだれが決めるもの?
- ハウスルールの一例を紹介
書いてる人の自己紹介
シェアハウスアドバイザーの「KOTARO」です。
ボクはフリーWEBデザイナーとして活動しながら、5年間の実体験をもとに、シェアハウスアドバイザーとして「物件の提案」や「住人のサポート」を行っています。
そんなボクが「シェアハウスのハウスルール」について解説していきます。
ハウスルールとは
みなさんはシェアハウスで「ハウスルール」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ハウスルールとは、その名の通り「シェアハウス内のルール」のことです。
他人と暮らすことでよく分かるのですが、常識というのは人それぞれまったく違うものです。マナーやモラルもぜんぜん違います。
- 食器洗いは数日放置してからまとめて洗う
- 靴は下駄箱にしまわない
- 深夜でも友人との電話が欠かせない
管理会社が、ある程度ルールを設けて、入居者の快適性を守るためにハウスルールがあります。
今回は、そんなシェアハウスのハウスルールについて、解説していきます。
ルールはだれが決めるもの?
先にも書いたとおり、一般的には管理会社が「ハウスルール」を設けます。
シェアハウスでは、住人同士のトラブルは起こりやすく、それらのトラブルを未然に防ぐための手段としてハウスルールは存在します。
具体的にシェアハウスでどのようなトラブルが起こるのかを見ていきましょう。
国土交通省が出した「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」の2015年8月〜9月の調査による「入居者間のトラブル」についての調査はこのようになっています。
- 騒音:25.7%
- 私物を共有スペースに置く:18.7%
- 契約者以外の部外者の無断宿泊:13.3%
- 入居者の所有物の盗難:9.6%
- 浴室やトイレの利用ルールを守らない:18.6%
- 清掃、ゴミ出しのルール、当番を守らない:18.5%
- 害虫・害獣の発生:10.7%
- シェアハウスの近隣居住者とのトラブル:6.1%
- その他:2.6%
- 特になし:40%
特になしの回答が4割なので、残りの6割の住人は「住人同士の問題を感じている」ことになります。
ハウスルールの一例を紹介
実際に起こりやすいトラブルから、どのようなハウスルールがあるのかを紹介していきます。
騒音:25.7%
騒音問題は深刻なトラブルです。騒音に関してはキビシイルールを設けているシェアハウスは多いです。
一例
- 深夜帯の個室の電話やおしゃべりは控える
- 深夜帯の洗濯機・乾燥機などの制限
- 友人や恋人などの宿泊を制限
- 廊下でしゃべらない、ドアをゆっくり締めるなど、マナーの部分
騒音トラブル関連の記事はこちらの記事で紹介しています
私物を共有スペースに置く:18.7%
私物の盗難や破損があったり、共有スペースが散らかる原因になるのでルールを設けているシェアハウスは多いです。
一例
- 玄関に靴を置きっぱなしにしない
- 洗濯物を放置しない
- 傘を放置しない
- 共有冷蔵庫を月1回整理する
私物トラブル関連の記事はこちらの記事で紹介しています
契約者以外の部外者の無断宿泊:13.3%
部外者の無断宿泊は、騒音トラブルや、部外者が入り浸るのを防ぐためです。
一例
- 部外者の宿泊はひと月◯◯日まで
- 部外者の宿泊には事前に報告が必要
- 部外者の宿泊には宿泊費がかかる
入居者の所有物の盗難:9.6%
紛失・盗難・破損などのトラブルが起こりやすいために、「私物を共有スペースに置く」のはNGにしているシェアハウスが多いのです。
ルールがあるにも関わらず放置しておくのは、自己責任になります。
浴室やトイレの利用ルールを守らない:18.6%
トイレ、バスルーム、洗濯機、乾燥機などは共有で使用するシェアハウスがほとんどだと思います。一部の住人が専有することで皆が使えない状態を避けるためにルールがあります。
一例
- 洗濯機、乾燥機で洗濯物を放置しておかない
- お風呂は◯◯分まで
特に入浴時間を制限すると、「管理会社が光熱費をケチってる」と感じてしまう方もいるかもしれませんが、基本的には他の住人のためのルールです。
清掃、ゴミ出しのルール、当番を守らない:18.5%
掃除当番、ゴミ出し当番など、当番制のルールが設けられているシェアハウスもあります。共益費は上がってしまいますが、トラブルを避けるためにも清掃スタッフがいるシェアハウスを選ぶのをオススメします。
害虫・害獣の発生:10.7%
リノベーション物件が多いシェアハウス。内装はキレイでも、築年数の古い建物の物件もあります。
また、キッチンや水回りの衛生面がキレイに保たれていないと、害虫が発生してしまうことになります。
一例
- 生ゴミを三角コーナーに放置しない
- 食べ物を放置しない
シェアハウスの近隣居住者とのトラブル:6.1%
深夜に騒がしい。換気扇の音がウルサイ。など、建物の構造によっては近隣に迷惑が及んでしまうこともあります。管理会社としては近隣トラブルを避けるために、ルールを設けることがあります。
まとめ | ハウスルールにはトラブル予防のためにある!
いかがだったでしょうか?ハウスルールとは単に「住人を縛り付けるためのもの」というものではなく、「トラブル予防のためにある」ことがお分かりになったと思います。
逆にルールが無いシェアハウスでは、上記にあげたトラブルを住人同士で解決しなければならず、住人としてはルールに縛られるよりももっと苦労することになります。
少し窮屈に感じるかもしれませんが、皆が快適に暮らすためにあるのがハウスルールです。ルールがある意味を理解して、楽しいシェアハウス生活を過ごしてください!