こういった疑問にお答えします。
“この記事の内容”
- シェアハウス内の住人のトラブルって多いの?
- トラブル時に「頼れる運営会社なのか」を見極める方法
- 「シェアハウス運営会社の探し方」を目的別に解説
書いてる人の自己紹介
この記事を書いているボクは、5年間で3件のシェアハウスで暮らしてきたシェアハウス経験者です。
そんなボクが、『シェアハウスを選ぶ上で一番大事なこと』を解説しますので、ぜひご覧ください。
結論:トラブルの時に「頼れる運営会社なのか」がめっちゃ重要です。
ワンルームマンションを選ぶ時は「運営会社」なんて、ほとんど気にしないですよね。同じように、ほとんどの初心者の方は、運営会社の重要性について、おそらく入居後もしばらく気が付かないと思います。
住人の間のトラブルは「必ず起こる」と思っておいたほうが良いです。
住人同士のトラブルはどのくらい多いのか?
実際、シェアハウスでの住人間でのトラブルはけっこう多いです。
「入居期間中の入居者間のトラブル」は入居者の60%以上います。
http://www.mlit.go.jp/common/001151588.pdf
国土交通省がまとめた「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」(平成27年)
単純に考えると、3人規模のシェアハウスには2人。10人規模のシェアハウスだと6人も、トラブルを抱えているということになりますね。
かなり多いです。
シェアハウスで暮らすというのは魅力的ですが、とはいえ、当たり前ですが一人暮らしをするより不便なことは多々あります。
具体的な例はこんなかんじです。
- お風呂入ろうと思ったら誰かが先に使っていた
- 共有スペースに私物がある
- 深夜に電話の声がうるさい
些細なことですが、日々の生活の中では住人同士の摩擦を生みます。
こんなとき、住人同士の話し合いで解決できればいちばん良いのですが、それでお互いが円満に解決できるとは限りません。
かといって「関係がギクシャクしたら暮らしづらくなるから」「面倒な人って思われたくない」といってガマンしてしまうと、せっかくのシェアハウス暮らしが苦しくなります。
そんな時、頼るべきは「運営会社」になります。
運営会社だけが持っている権利とは?
運営会社には、住人には持っていない3つの大事な「権利」があります。
- 入居者を選ぶ権利
- ハウスルールを作る・ルールを指導する権利
- 最終手段として、契約を更新しない権利(≒退去)
それぞれ解説していきます。
入居者を選ぶ権利
シェアハウスへ入居する前には必ず「入居審査」があります。
「審査」といっても就職面接のようにガチガチに緊張した審査ではありませんよ。
この入居審査でなにを見ているのかというと、以下の2つです。
- 家賃の支払能力があるか?
- 住人とうまくやっていけそうか?
前者の「家賃の支払能力があるか?」については、ワンルームマンションでも同じ審査があるので説明不要ですね。
後者の「住人とうまくやっていけそうか?」については、トラブルを未然に防ぐために大事ですね。シェアハウス特有の審査基準となります。
ハウスルールを作る・ルールを指導する権利
まれに「ハウスルールは住人に委ねる」シェアハウスもありますが、だいたいは運営会社が決めています。
また、ルールではなくてもマナー違反、例えば「深夜に音楽がうるさい」なども、生活する上で困ることは、運営会社に相談できます。
「暮らしの秩序を守る」ために、些細なことでも運営側の対応は欠かせません。
また、第三者としての公平性を保つ役割もありますので、当たり前ですが、自分勝手な要望は却下されます。
最終手段として、契約を更新しない権利
シェアハウスの契約は「定期家借家契約」となります。
一般賃貸の「普通賃貸借契約」と違うのは以下の2点です。
- 契約期間が短い
- 再契約は双方合意の上で行う
つまり、運営会社が「契約更新しない」と判断すれば、住人は退去しなければならなくなります。
この契約により「迷惑な住人を早めに退去させる」ことができます。
入居者としては「我が身を案じる」と思いますが、よほどのことがない限り、契約は更新されるはずなのでご安心ください。
ホームページから「頼れる運営会社なのか」を見極める方法
上記を踏まえて、「頼れる運営会社なのか?」を見極めるチェックリストをかんたんに作ってみました。
「運営会社の良し悪しチェック」
①運営開始日や運営の件数をチェック
シェアハウス運営には、賃貸物件では起こりえない、いろんなトラブルがあります。トラブルに対するチカラは、単純に「経験の差」ともいえますので、実績を確認するためにチェックが必要です。
②入居審査の有無をチェック
過去の「入居人数」より「却下された人数」の実績の方が大事かもしれません。目先の利益より、住人の暮らしやすさを優先している証拠だと言えますね。内覧のときに、「過去に断ったケースがあったのか?」など聞いてみると良いです。
③契約内容が「定期家借家契約」なのか?
先にも書きましたが、迷惑な住人に対処するためには重要です。あと、契約更新の頻度も大事です。だいたい3ヶ月〜1年くらいのはずですが、それを超えるような期間だと対処も遅くなってしまいます。
④ハウスルールはしっかりしているか?
暮らしの秩序を守るために、重要なルールです。ガイドブック化していれば、内覧時に見せてもらうと良いと思います。
⑤運営マネージャーの人柄
「頭硬そう」「親身になって相談のってくれそう」など、マネージャーの良し悪しも重要です。人柄は実際に会ってみないと分からないので、内覧時に見極めておきましょう。
⑥張り紙をチェック
張り紙は、このような判断材料になります。
張り紙が少ない場合 > 放置状態
張り紙が多くても、それが反映されていない場合 > 影響力が弱い
高圧的な張り紙 > 運営会社と住人の意思疎通に問題
以上の6つの項目を入居前にチェックして、運営会社が頼りになるかどうか、しっかり見極めておきましょう。
運営会社選びでミスしないためのサイトをご紹介
「運営会社」でミスしないために、ボクがおすすめする「シェアハウス紹介サイト」をご紹介します。
はじめてのシェアハウス暮らしなら、大手の「オークハウス」が安心。
はじめてのシェアハウス暮らしの方は大手の運営会社が安心です。
なかでもオークハウスは評判も良いですし、実績とノウハウがあるので、無難というか、安心ですね。
たくさんの物件から選びたい方は「ひつじ不動産」がおすすめ。ただし、「運営会社の良し悪しチェック」は忘れずに。
シェアハウスのWEBサイトといえば「ひつじ不動産」というくらい、掲載数がダントツ多いです。
運営会社がひつじ不動産へ掲載するためには、「衛生管理や運営管理などの基準」も設けられているので、運営会社選びも安心できますね。
ちなみに「ひつじ不動産」という会社はないです。あくまでサイトの名称ですよ。つまり、いろんな運営会社の物件が掲載されているので、「運営会社の良し悪しチェック」を忘れずにチェックしてください。
シェアハウスのオシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産
企画の段階から関わりたい!上級者には「コリッシュ」がオススメ。むしろ自分たちでルールつくりたいっていう方向け。
コンセプト型シェアハウスを中心に掲載されています。
企画の段階から募集しているのはユニークですね。
Colish(コリッシュ) - コンセプトのあるシェアハウス生活はじめよう
希望に応じて、これらの3つのサイトいずれかで探していれば、間違いないはずです。
まとめ
いかがでしたか?
「運営会社」の良し悪しなんて、あまり気が付かないですが、とても重要だということがお分かりになったと思います。
いずれにせよ、入居後に困らないように、入居前に自分の目でしっかりチェックしておく、ということが大事ですね。