
このような疑問にお答えします。
この記事の内容
- 性別、年齢、職業などの基本情報
- 他の入居者との人間関係
書いてる人の自己紹介

シェアハウスアドバイザーの「KOTARO」です。
ボクはフリーWEBデザイナーとして活動しながら、5年間の実体験をもとに、シェアハウスアドバイザーとして「物件の提案」や「住人のサポート」を行っています。
そんなボクが「シェアハウスで暮らす人」について統計をもとに解説していきます。
シェアハウスとは
みなさんは「シェアハウス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
シェアハウスとは、「他の住人との共同スペースを持った賃貸物件」のこと。
つまり
「他人と共同生活する家」
ということです。
TV番組「テラスハウス」をきっかけに、日本でも広く認知されるようになったので、ご存知の方も多いと思います。
今回のデータは、国土交通省が出した「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」の2015年8月〜9月の調査による数値を参考にしております。
入所者の統計
ではさっそく、国土交通省の統計をもとに解説していきます。
男女比
- 女性:53.8%
- 男性:47.2%
女性の方がやや多いですが、男女はほぼ同じと言えます。




入居者のうち最も多い年齢層
- 20歳未満:1.4%
- 20〜25歳未満:15.5%
- 25〜30歳未満:47.9%
- 30〜35歳未満:26.8%
- 35〜40歳未満:4.2%
- 40〜60歳未満:1.4%
- 無回答:2.8%
一番多い年齢層が「25〜30歳未満」で、20〜35歳までの入居者が9割を占めているのが現状です。
また、ひつじ不動産による「お問い合わせレポート」によると20歳代前半の割合は減少傾向にあり、30歳代と40歳代が増加傾向になるようです。
参考:サンクスレポートより


入居当時の就業形態
- 正社員:32.6%
- 契約社員:5.9%
- 派遣社員:5.1%
- パートタイマー:3.9%
- アルバイト:12.2%
- 日雇い労働者:1.2%
- 学生:28.3%
- 自営業・自由業:3.3%
- 無職:6.6%
- その他:0.6%
正社員がおよそ3割強となります。


入居者の国籍
- 日本人のみ:31%
- 中国:32.4%
- 韓国:33.8%
- 台湾:36.6%
- アメリカ:32.4%
- カナダ:11.3%
- イギリス:14.1%
- オーストラリア:18.3%
- ドイツ:15.5%
- フランス:16.9%
- その他:22.5%
- 無回答:1.4%
事業者全体の約3割が「日本人のみ」と回答。外国人の国籍は、台湾、韓国、中国及びアメリカの割合が各3割以上

入居者間の関係性
他の入居者との人間関係
- 家族と同様の存在:9.4%
- 家族ほどではないものの、友だちよりは親しい存在:17.7%
- 友人:33.1%
- 友人ほど親しくはないものの、顔見知り程度の存在:21.9%
- 全くの他人:18%
回答者全体の6割強が「友人以上」と回答。


入居期間中の入居者間のトラブル
- 騒音:25.7%
- 私物を共有スペースに置く:18.7%
- 契約者以外の部外者の無断宿泊:13.3%
- 入居者の所有物の盗難:9.6%
- 浴室やトイレの利用ルールを守らない:18.6%
- 清掃、ゴミ出しのルール、当番を守らない:18.5%
- 害虫・害獣の発生:10.7%
- シェアハウスの近隣居住者とのトラブル:6.1%
- その他:2.6%
- 特になし:40%
回答者全体の4割が「特になし」の一方、「騒音」が2割台半ば、「私物を共有スペースに置く」、「浴室やトイレの利用ルールを守らない」、「清掃、ゴミ出しのルール・当番を守らない」との回答は各2割弱。




今後のシェアハウスへの居住意向
- 今後もシェアハウス に住みたい:9.1%
- どちらかと言えば、 今後もシェアハウス に住みたい:25.9%
- どちらかと言えば、 今後はシェアハウス に住みたくない:27.5%
- 今後はシェアハウス に住みたくない:37.4%
「今後もシェアハウスに住みたい」と「どちらかと言えば今後もシェアハウスに住みたい」の合計が3割台半ば。一方、「今後はシェアハウスに住みたくない」と「どちらかと言えば今後はシェアハウスに住みたくない」を合わせた居住意向の低い回答者が6割台半ばを占める。





まとめ | シェアハウスで暮らす人の傾向
この記事で紹介した統計をざっくりまとめます。
- 20歳〜35歳が9割
- 女性入居者がやや多め
- 正社員は3割強(外国人入居者も多いため)
- 同居人に対し、6割以上が「友だちかそれ以上の存在」
- 6割の人が入居者間のトラブルがあった
- またシェアハウスに住みたい人は3割半ばとさみしい結果
いかがだったでしょうか?
どんな入居者がいるのか?どんな関係性なのか?、、統計を見ることで、なんとなくイメージが掴めたのではないでしょうか?
なかでも、同居人と親密な関係を築いている人が多いにも関わらず、次もシェアハウスに住みたいと考えている人は少ないという残念な結果でした。
オシャレなインテリア、高立地、安い家賃もシェアハウスの魅力のひとつですが、それだけでシェアハウスを選ぶのは得策ではありません。
自分に合った最適なシェアハウスを見つけて、共同生活を充実させましょう!