共有スペースの私物トラブル！なぜ私物を置いてはいけないのか？

体験談を交えてお答えします。

書いてる人の自己紹介

入居者間トラブルの調査

国土交通省が出した「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」の2015年8月〜9月の調査による「入居者間のトラブル」についての調査はこのようになっています。

• 騒音:25.7%
• 私物を共有スペースに置く:18.7%
• 契約者以外の部外者の無断宿泊:13.3%
• 入居者の所有物の盗難:9.6%
• 浴室やトイレの利用ルールを守らない:18.6%
• 清掃、ゴミ出しのルール、当番を守らない:18.5%
• 害虫・害獣の発生:10.7%
• シェアハウスの近隣居住者とのトラブル:6.1%
• その他:2.6%
• 特になし:40%

実際、多くのハウスルールでは「共有スペースに物を置かないで」と書かれているはずです。

でも、そもそもなぜ共有スペースに私物を置いてはいけないのでしょうか？

共有スペースに私物を置いてはいけない理由

共有スペースに皆が私物を置くと、このような問題が発生するためです。

• 私物の盗難や破損などの２次トラブルが発生する
• 共有スペースがカオスになる

２つをかんたんに解説していきます。

私物の盗難や破損などの２次トラブルが発生する

• 良かれと思ってみんなのために置いていたスピーカーが壊れていた
• 干してたつもりの傘がいつの間にか無くなっていた

もちろん壊した人、盗んだ人が一番悪いですが、自宅とは言え、いろんな人が行き交う共有スペース。自分の私物もしっかり自己管理が必要です。

共有スペースがカオスになる

「バンドワゴン効果」という言葉を聞いたことはありますか？

バンドワゴン効果とは、
「多くの人が買っているものは間違いない」
「行列のできるお店は美味しいはず」
と考えることです。

信号無視をする歩行者にあとの人も続いてしまう心理も同じです。

シェアハウスへ話しを戻すと、つまり、
ひとりが私物を置けば、みんなが真似をする。
という現象が起こります。

バンドワゴン効果により、カオス化しやすいモノは、

• 玄関の靴
• 共同購入した遊び道具
• 干したままの洗濯物

このようなモノです。

２つの理由から、私物を共有スペースに置いてはいけない理由がお分かりいただけたと思います。

私物トラブルの解決方法

私物をどうしても置きたい人

自分のわがままで私物を置くのであれば、盗難や破損は覚悟すべきです。
それが困るのであれば、自分のものはちゃんと自己管理することを徹底しましょう。

ただし、なかにはやむを得ない場合もあります。

• そもそも下駄箱が狭い
• 部屋に物干しスペースがない
• リビングにみんなが使えるスピーカーが欲しい

そもそも必要設備が不足している可能性もあります。
そんなときは、管理会社に事情を説明して、改善してもらうようお願いするのもひとつの方法です。
ただし、ハウスルールがある以上、住人はそれを守る義務があります。
ルールを無視して、わがままばかり言うようだと、もしそれが正論だとしても意見は通らなくなってしまいますので、お気をつけください。

私物を置いてほしくない人

こちらも管理会社へ相談することをオススメします。
なかには、ウザいと思われたり、逆ギレされたりすることもあります。

「自分は正しい！」
「ルールなんだからちゃんと守ってよ！」

これらの意見はまったくもって正しいのですが、正論が必ずしも皆に受け入れられるワケではありません。

まとめ | 平和的解決を望むなら「ルール」は管理会社に任せましょう！

いかがだったでしょうか？
納得できませんか？

あえて自分からケンカのリングに上がる必要はないということです。

あなたにとっての快適な暮らしを実現するために、管理会社の立場を上手に使っていきましょう！