このような疑問にお答えします。
この記事の内容
- シェアハウスとは
- シェアハウスが若者に人気の理由
- シェアハウスで得られるもの
書いてる人の自己紹介
シェアハウスアドバイザーの「KOTARO」です。
ボクはフリーWEBデザイナーとして活動しながら、5年間の実体験をもとに、シェアハウスアドバイザーとして「物件の提案」や「住人のサポート」を行っています。
そんなボクが「シェアハウスが人気の理由」について解説していきます。
シェアハウスとは
みなさんは「シェアハウス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
近年、家族以外の他人と共同生活をする、いわゆる「シェアハウス」と呼ばれる共同居住型賃貸住宅が、若年単身世帯を中心に注目を集めています。
つまり「他の住人との共同スペースを持った賃貸物件」のことです。
シェアハウスが若者に人気の理由
それでは早速、なぜシェアハウスが若者に人気なのかを解説していきます。
TVの影響
一昔前だと、「共同生活 = 下宿生活」というイメージが強く、世間的に良い印象は持たれていませんでした。また、ゲストハウスと言えば在日外国人の入居者が集まって、粗悪な生活を送っているというイメージを持たれている人も多かったです。
しかし、テレビ番組の影響でそんな先入観は覆されました。
「テラスハウス」と言えばご存知の方も多いと思います。
男女がひとつ屋根の下で暮らし、恋愛をしたり、夢に向かって励まし合ったりするリアリティ番組です。
このテレビ番組がきっかけで、昔の下宿やゲストハウスのような、粗悪なイメージが一変し、オシャレでキラキラした「シェアハウス」という言葉が世間に浸透することになりました。
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テラスハウスに続き、他にも
- メゾンドポリス
- バイプレイヤーズ
- ラスト・フレンズ
- NANA
などのTVドラマやマンガに加え、現実の世界でも
- 「SEKAI No OWARI」メンバーさん
- チュートリアルの徳井さん
- スピードワゴンの小沢さん
など、影響力のある有名人が共同生活を送っていることで、シェアハウスに対して強い憧れを抱く若者が増えました。
若者の考え方の変化
今の若者はモノの購買意欲よりも、自分の体験にお金を投資する傾向にあります。
「モノよりコト」の時代。
モノを所有しなくて済む、家賃が安いなど金銭的メリットを合理的に考えてシェアハウスを選ぶのです。
実際、国土交通省が出した「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」の2015年8月〜9月の調査によると、入居した動機・理由について、「家賃が安い」「立地が良い」「勤務地に近い」など合理性を理由にあげている入居者が多いです。
また、SNSの普及によって「人との繋がり」の意識も強いです。
「リア充」という言葉にも現れているように、オンライン上の交流だけ満足するのではなく、実生活の充実の大切さも痛感している今の若者世代は、シェアハウス暮らしにリアル(現実)の充実感を求めています。
オーナー側の意識の変化
今まで前例が少ない「シェアハウス」という運営体系を、オーナー側も懐疑的でした。
オーナーはシェアハウスに対して、このような不安があります。
- 騒音による近隣トラブル
- 部屋をキレイに使うのか
- 住人同士のトラブル
しかし多くの事業者がシェアハウス物件を開発するようになって、オーナーの意識も変化していきました。
平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)によれば、2013年10月時点の空き家率は13.5%で過去最高を記録
空き家問題は今後ますます深刻化していくことを背景に、遊休不動産の有効活用として「シェアハウス」という運営形態が見直されることになりました。
このような時代背景により、シェアハウスは「トレンド」でもあり「合理的」かつ「社会問題の解決」として注目を浴びているわけです。
シェアハウスで得られるもの
では最後に、「シェアハウス入居者が得られるもの」について解説していきます。
いろんな価値観を発見できる
シェアハウスでは性別、年齢、国籍など、いろんな人々が暮らしています。
日常生活の中で、いろんな価値観を持った人と交流ができます。
第二の家族のような存在となる同居人。
職場での人間関係の悩みを相談したり、将来の不安、恋愛の話しなど、友人や職場では打ち明けにくい話しもできます。
同居人は職種も様々。IT系、介護系、大学職員、不動産関係、大学生など、職場では出会えないような人と繋がりを持てるので、他の業界の実情も知れて、視野が広くなります。
仲間が増える
社会人になると、仕事関係の人間関係のほかに友人を作る機会が減ります。
上司、部下、同僚、先輩、後輩、クライアントなど、立場がある人間関係で、フラットな友人関係を築くのがむずかしくなります。
しかし、シェアメイトとは仕事上の立場は関係なく、年齢も国籍も性別も超えて対等に接することができます。
国土交通省が出した「シェアハウスに関する市場動向調査結果について」の2015年8月〜9月の調査によると「他の入居者との人間関係」の意識は次のような統計になります。
- 家族と同様の存在:9.4%
- 家族ほどではないものの、友だちよりは親しい存在:17.7%
- 友人:33.1%
- 友人ほど親しくはないものの、顔見知り程度の存在:21.9%
- 全くの他人:18%
回答者全体の6割強が「友人以上」と回答しています。
他では得られない体験ができる
シェアハウスで暮らすことで、日常では得られない体験を得られます。
例えば、
- 外国人のシェアメイトと居酒屋で飲み会
- ひと回り年下のシェアメイトとTVゲームで遊ぶ
- 数十人規模の大型パーティーを自宅で開催する
- 平日の夜にシェアメイトからギターを学ぶ
- 風邪を引いた時にシェアメイトに看病してもらう
このような体験です。ワンルームマンションではありえない経験ができます。
まとめ | シェアハウスはいまだに人気あるけど、課題も多い!
いかがだったでしょうか?
もちろん、共同生活は良いことばかりではありません。
騒音トラブルや、迷惑住人の存在など、共同生活する上で起こる問題が多いのも事実です。
実際、先の国土交通省の調査によると、3人中1人は「今後はシェアハウス に住みたくない」と回答しています。つまりこの回答から「メリットもデメリットも十分理解して入居を決断した人が少ない」と言えます。
若者が抱くシェアハウスへの「憧れ」と「現実」にギャップがあるのかもしれません。このサイトでは、シェアハウスで暮らす人が快適な生活を送れるように、良い面も悪い面も包み隠さずに伝えていきます。